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草津の名主を務めた松村や(まつむらや)の紹介

「松村や(まつむらや)」は草津の名主を務めたお家柄で、温泉饅頭の「松村や」の他に「松村や」という老舗旅館を経営している。

温泉饅頭の元祖は、伊香保温泉の湯の花饅頭であると聞くが、ここ草津にも数多くの温泉饅頭屋がひしめき合っている。上野駅から特急草津号(くさつごう)に乗車し、高崎名物のだるま弁当をビールで流し込んだ頃には、長野原草口駅(ながのはらくさつぐち)。

此処から急行バスで20分ほどで草津バスターミナルだ。このターミナルから坂を降り、草津の象徴である「湯畑(ゆばたけ)」の横をすぐに入ったところに老舗旅館「松村や」はある。

口数の少ない番頭さんに案内される客室は、昔ながらの温泉のたたずまい。古きよき時代の名主の邸宅と言った風情である。ここの湯の名前は「延寿(えんじゅ)の湯」。

「湯畑」の近くにあるので、「湯畑源泉」の最も良い湯がここでは楽しめる。透明に近い湯ながら力強く、そうでありながら湯上りにはさっと汗が引くというすっきりとした湯である。

多くの温泉では多すぎる料理を出すが、ここでは品良く盛り付けられた料理が一品一品丁寧に供される。流石に名門といった気品すら感じる逸品である。建物も年季の入った木造で、思わず記念写真を撮影したくなる立派なお宿である。


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