伊香保温泉は、大正時代の文人が愛した地でもある。石段には与謝野晶子(よさのあきこ)の詩が刻まれ、石段街からすぐ近くに「竹久夢二(たけひさゆめじ)伊香保記念館」や「徳富蘆花(とくとみろか)記念館」等の立派な記念館があり、読書家にはこたえられない街でもある。
伊香保温泉からバスで少し足を伸ばせば、「水沢うどん(みずさわうどん)」で有名な水沢観音(みずさわかんのん)のうどん街、幸福を呼ぶと言われる岩山に張り付くように聳える榛名神社(はるなじんじゃ)、冬の時期に凍りついた湖面に聳える姿が美しい榛名富士(はるなふじ)・榛名湖(はるなこ)など見所が豊富に存在する。
湖畔は毎年2月頃には凍りつき、湖面では氷上ワカサギ釣りが盛んである。クリスマスの時期には湖一面がイルミネーションに輝き、夏の季節には「トテ馬車」と呼ばれる乗り合い馬車での湖一周を楽しむことも出来る。
このように様々な見所のある伊香保温泉のバスターミナルほど近くにあるのが政府指定観光旅館の「ホテル一冨士(いちふじ)」である。大正時代をイメージした服装で女性従業員が旅の客を迎え入れ、夕刻には手品師によるショーが行われる等、古き良き時代の温泉地の伊香保温泉やホテルの雰囲気を今に伝える。
屋上露天風呂からは、榛名山系の山々が見渡せ、殊に早朝の風景は絶景と言える。